トップページ > 2020年6月号 > グルメ&レシピ

グルメ&レシピ

暖かな春はどこへやら・・・いつの間にか6月に突入しました。それぞれのおうち時間を楽しんでいらっしゃいますか?お家にいるときも熱中症対策は万全に!体調管理には十分にお気を付けください。
熱中症は真夏に頻発するイメージですが、実は5~6月に発症するケースも珍しくないのです。また、運動不足になると汗をかいて体温を下げる体の準備が十分にできなくなります。さらにマスクをつけていると熱がこもりやすくなるので、リスクが高まっていると考えられます。
まずは基本的な熱中症の予防・対策についてお話をします!

1.水分補給
のどが渇いたと自覚がなくても、こまめに水を飲むことを心がけてください。室内にいるからと、油断は禁物ですよ!
2.エアコンによる室温コントロール
6月からエアコンはまだ使いたくないな~と思っている方もいらっしゃるのでは?子供やお年寄りは体調管理があまり得意ではないので、躊躇わずにスイッチを入れましょう。また、真夏本番を迎える前にエアコンの動作確認をしておく意味でも重要です!
3.湿度の調整
6月になって、今までよりもじめじめした暑さを感じませんか?湿度の調整はエアコンのドライ機能や除湿器を活用すると簡単にできます。
お家の中でも快適に過ごせる環境を作りましょう♪

さて、熱中症にならないためにも、水分を摂ることはもちろん、ご飯もモリモリ食べましょう♪
みなさんはTKGってご存じですか?TPPでもTNPでもなく、そう!
T(たまご)K(かけ)G(ごはん)のことです☆
ごはんに生卵と醤油をかけて完成~♪
なんて簡単でおいしいのでしょう。今や専用のお醤油が売り出されていたり、専門店が全国各地にあったりします。ぜひ行ってみたいものですね。


ところで、卵かけご飯って、いつから日本で食べられているのでしょうか。今回は卵かけご飯にまつわる歴史を調べてみました。

★卵が生で食べられるのは日本だけ?
実は海外では卵の生食はほとんどされていません。フランスや韓国では食べることがあるようですが、それ以外の国ではかなり稀です。日本人が生卵を当たり前のように食べている光景をみたら、海外の方はかなり驚くかもしれません。なぜ海外では生卵が一般的ではないのでしょうか。その原因は「衛生管理」にあります。日本の卵は、そもそも鶏がサルモネラ菌に感染しないようにし、卵の洗浄、殺菌を行っています。しかし海外では、品質管理や衛星管理が十分に整っていないので、毎年食中毒にかかる人数が日本に比べるとはるかに多いのです。また、日本のようにスーパーに並ぶ卵が新鮮なものばかりでないことも要因の一つに考えられます。日本の卵の賞味期限は、だいたい2週間とされています。ところが、アメリカなど海外では1か月程先の表記がされています。日本の卵の賞味期限の方が短いのは、生で食べられることを前提としているためです。逆に海外では加熱調理をすることが通常であり、生のまま食べることがないため、もともと1か月の表記がされているのだそうです。
基本的には、日本でも海外でも卵を加熱調理したらより安全に食べられるということは同じです。つまり、日本で賞味期限が少し過ぎてしまった卵でも、加熱すればおいしく食べられるということになりますね!何にせよ日本の品質管理は世界最高水準です。日本の食に対する品質管理と企業努力、本当に素晴らしいですね。

★日本人が卵を食べ始めたのはいつから?
日本人は卵を年間337個食べているそうです。これはメキシコに次いで世界2位という消費量です(2018年、国際鶏卵委員会データ)。日本人の皆さんは卵をほぼ1日1個食べているということになります。今でこそ消費量は多いですが、昔はどうだったのでしょうか。
そもそも、鶏は2000年以上前に渡来しましたが、大昔の日本では鶏は尊い存在であり、鶏も卵も食用ではありませんでした。今では当たり前に食べている卵を、昔の日本人はほとんど食べていなかったなんて、驚きですね!
卵が食べられると気が付いた発端は、室町時代末期とされています。ポルトガルをはじめとして西洋文化が伝来し、カステラやタマゴボーロなどのいわゆる「南蛮菓子」が伝わったことがきっかけになったようです。
その後、江戸時代になると卵は幕府の食べ物として調理されました。たまご売りも出ていましたが、この頃の卵は高価な食べ物でした。当時の卵の価格は・・・なんと1個500円!庶民には到底手に入れることができない価格でした。
明治から大正にかけて、洋食文化が入ってくる中で卵の食べ方が多様化してきました。卵とじ、オムレツ、マヨネーズなどです。
そして一般家庭に卵が普及し始めたのは戦後のことです。戦後は米国の食文化の影響を強く受けたことや、卵を量産する技術が進化したこと、また卵を冷蔵保存できる技術が発達したことで卵の消費量は飛躍的に伸びました。タンパク質など栄養価が高いことも知られ、今では健康のため1日1~2個食べることを推奨されています。
卵がたくさん食べられるようになったのは、ここ数十年の出来事であると分かりました。

★卵かけご飯っていつから食べられているの?
日本で初めて卵かけご飯を食べた人物は、1877年ごろに日本初の従軍記者(戦況を報道するジャーナリスト)として活躍した岸田吟香(1833-1905年)とされています。思いの外、まだ歴史が浅い食べ方のように感じます。岸田吟香はかなりの卵好きで、周囲にも卵かけご飯を勧めていたそうです。彼のたまごかけご飯の食べ方は、昨今の食べ方とは少し違っていました。筒状の入れ物に卵をいくつか割り入れ、ふたをしてひたすらシェイク。それを洋食器に盛り付けたご飯へかけて食べていたそうです。大胆な食べ方ですね。
すこし経って第二次世界大戦の頃に卵は貴重で希少品になったものの、戦後には卵が一般家庭で食べられるようになり、食卓で広く卵かけご飯が食べられるようになりました。卵かけご飯が一般的になったのは昭和30年頃と言われています。

卵かけご飯は本当に簡単でおいしいですよね。ご飯に卵を加え、しょうゆをかけて、いただきまーす!・・・ちょっと待ってください!
今では卵かけご飯にはたくさん種類があります!
ぜひ皆さまのTKG(卵かけご飯)レパートリーに加えてみていただきたいので、今回は様々な食べ方をご紹介していきたいと思います♪

===================================
▼ふわふわTKG
------------------
▽材料(1人分)
ごはん:お茶碗1杯
卵:1個
みりん、しょうゆ:各お好み
------------------
1.卵を卵黄と卵白に分け、卵白は泡立ててメレンゲを作る。
2.お茶碗に盛り付けたご飯にメレンゲをのせ、卵黄を乗せる。
3.しょうゆとみりんで味付けをして完成。
★ゴマや海苔をトッピングしてもおいしいです。
===================================
▼しらす丼風TKG
------------------
▽材料(1人分)
ごはん:お茶碗1杯分
卵:1個
しらす:100g
大葉:2枚
ポン酢:お好み
------------------
1.大葉は縦半分に切って細切りにし、しらすと混ぜ合わせる。
2.お茶碗に盛り付けたご飯に1を加え、上から生卵を乗せる。
3.ポン酢をかけて完成。
★わさびを加えてもOK
===================================
▼チーズとろとろTKG
------------------
▽材料(1人分)
ごはん:お茶碗1杯分
卵:1個
ピザ用チーズ:適量
鰹節:1/2袋
醤油:お好み
------------------
1.ご飯の上にチーズをのせて電子レンジで30~40秒温める。
2.卵と鰹節、醤油をかけて完成。
===================================
▼シンプル半熟卵TKG
------------------
▽材料(1人分)
ごはん:お茶碗1杯分
卵:1個
バター:10g
こしょう:少々
醤油:お好み
------------------
1.沸騰した鍋に卵を入れて7分茹でる。ゆで終わったらすぐに冷水につけて殻を剥く。
2.あたたかいご飯の上に半熟卵を割り入れ、バター、醤油、こしょうをかけて完成。
★醤油を少なめにしてこしょうを全体にまぶすとおいしいです。
===================================
▼ピリ辛韓国風TKG
------------------
▽材料(1人分)
ごはん:お茶碗1杯分
卵:1個
★コチュジャン:小さじ1
★キムチ:30g
★ごま油:少々
------------------
1.★の調味料を混ぜ合わせる
2.ご飯の上に1と卵を乗せて完成。
★温泉卵にしたり、きざみネギをトッピングしてみてもおいしいです。
===================================
▼なめたけと大根おろしのTKG
------------------
▽材料(1人分)
ごはん:お茶碗1杯分
卵:1個
なめたけ:50g
大根:100g
きざみねぎ:少々
ポン酢:小さじ2
お好みで大葉:2~3枚
------------------
1.大根は皮をむいておく。
2.大根をすりおろし、水気を切る。
3.ご飯の上に2、なめたけを盛り付け、たまごを乗せる。きざみネギとポン酢をかけて完成。
===================================
▼アボカドわさびのTKG
------------------
▽材料(1人分)
ごはん:お茶碗1杯分
卵:1個
アボカド:1/2個
しょうゆ:大さじ1
わさび:適量
------------------
1.アボカドは皮をむいて1cmの角切りにし、器にしょうゆと一緒に入れてからめる。冷蔵庫に30分~1時間漬ける。
2.ご飯の上に1を入れ、卵を乗せる。
3.わさびを添えて完成。
===================================
▼塩昆布入りTKG
------------------
▽材料(1人分)
ごはん:お茶碗1杯分
卵:1個
塩昆布:お好み
きざみネギ:適量
しょうゆ:小さじ1
ごま油:少々
------------------
1.ご飯に卵を乗せる。
2.塩昆布、きざみネギを盛り付け、ごま油をかけたら完成。
===================================

ご高齢の方や妊娠中の方、免疫力が下がっている方、また生卵が苦手な方はゆで卵でチャレンジをしてみてくださいね♪


卵かけご飯は、一般に朝食で食べられるイメージがあります。
実は、卵の栄養は朝食に打ってつけなのです。卵にはタンパク質のほかに、ビタミンBの一種である「コリン」という栄養素が含まれています。コリンの摂取量を増やすと、神経系機能が向上し、心血管系が強くなります。よって、朝食で卵を食べることで、よりエネルギッシュに感じることができるのです!
さらに、このコリンという栄養は日本人が不足している栄養素のひとつです。北欧の研究では、コリン不足の人ほど認知力が低いとの結果もでています。卵のほかに、牛乳、レバー、ピーナッツ、大豆にも含まれていますので、バランスよく取り入れてみてください。

これだけ栄養のある卵ですが、生の卵白が苦手な方など、卵黄だけ使って卵白が余る方もいらっしゃるかもしれません。
卵白は、お料理にもお菓子にも使えて、栄養もあるので、捨ててしまうのはもったいないです!
ということで、ここで卵白活用方法をご紹介します!

-----------*卵白の活用法*-----------

<お料理編>
●ホワイトオムレツ●
材料・・・卵白2個分、牛乳大さじ1、マヨネーズ小さじ1
1.卵白2個分に対して、牛乳、マヨネーズを加えて泡だて器でしっかりと混ぜる。
2.フライパンに1を流し入れ、軽く混ぜながらまとめるように焼く。
★しっかりと泡立てるとふわふわな仕上がりになります!

●キャベツと卵白のスープ●
材料・・・卵白1個分、水400ml、粒状中華スープの素小さじ2、塩こしょう少々
1.キャベツを一口大に切る。卵白は溶きほぐしておく。
2.鍋に水、中華スープの素をいれて中火にかけ、しばらくしたらキャベツを入れる。
3.煮え立ったら塩こしょうで味を調え、卵白を回し入れる。ふんわりとまぜて完成。

<お菓子編>
●さくさくメレンゲクッキー●
材料・・・卵白3個分、グラニュー糖80g、粉糖90g
1.卵白をハンドミキサーで撹拌する。グラニュー糖は4回に分けて入れ、メレンゲをつくる。
2.しっかりと角が立ったら粉糖を3回に分けて加え、泡だて器で混ぜる。
3.絞り口をつけたしぼり袋にメレンゲをいれて2~3cmの大きさに絞る。
4.100℃に予熱したオーブンに入れて70~80分焼く。
★低温でじっくりと焼くことがポイントです。

●ふわふわマシュマロ●
材料・・・卵白1個分、水80ml、粉ゼラチン10g、砂糖100g、バニラエッセンス適量、コーンスターチ(または片栗粉)適量
1.粉ゼラチンを水にふりいれ、ふやかしておく。浅いバットにコーンスターチを1~1.5cmの深さに入れ、表面を平らにしてから卵の丸みを利用してへこみを16~20個作っておく。
2.小鍋に水、砂糖を入れ火にかける。ゼラチンを加え、ヘラで混ぜながら予熱で溶かす。
3.卵白を角が立つまで泡立て、2を加えてさらに泡立てる。泡立ったらバニラエッセンスを加えてサっと混ぜる。
4.3をスプーン等ですくってコーンスターチでつくったへこみに流し入れる。
5.バットごと冷凍室で5~6分両面を冷やし、固まったらコーンスターチをからめて完成。

●シガレットクッキー●
材料・・・卵白1個分、グラニュー糖20g、薄力粉40g、バター大さじ30g
1.卵白にグラニュー糖を入れ混ぜ合わせる(泡立てなくてOK)。
2.溶かしバターを入れて混ぜ合わせ、薄力粉を加えて混ぜ合わせる。
3.クッキングシートにスプーン1杯分の生地を落とし、平に伸ばす。
4.180℃のオーブンで5~8分程、焼き色がつくまで焼く。
5.焼けたら記事を1枚ずつ取り出し、熱いうちに菜箸でくるっと巻いて完成。
-----------------------------------

栄養満点な卵は、余すところなく使っていきたいですね。

おうち時間が増える今だからこそ、いつもは作らないようなご飯をつくるチャンスです!
しっかりと栄養を補給し、暑い季節に備えましょう!