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グルメ&レシピ

突然ですが、レモンです。麒麟です。ではありません。レイザーラモンでもありません。よくザ・テレビジョンのトレードマークとして撮影されています。それよりも最近はよくカラオケ店で歌われたりもします。急にあちこちで私の名前が挙げられることが増えました。不思議です。急に有名人になった気分です。ちなみに普段の私はというと、いつもスーパーに居ます。ええ、必ず居ます。黄色で目立っています。私を、手に取って下さい…。
というような声を聴きました。空耳でしょうか。ですが、レモンはどこかで、必ず、脇役が多いですが、主役をサポートしています。ほら今日もどこかのお弁当やお惣菜で見かけませんでしたか?よく飾りに使われたりもする、私の名前はレモンです…。

-----------*レモンの概要と生い立ち*-----------

レモンは国産と輸入のものに分かれますが、国内で販売されているほとんどはアメリカ、特にカルフォルニア州などからの輸入品で一年を通して出回っています。これらの輸入レモンには防カビなどの効果がある「ポストハーベスト農薬」がかけられているため、発ガン性を心配する声もあります。しかし、輸入時には基準値等の検査が行われているので問題ないようです。それでも心配な方は、ノーワックスと明記された輸入レモンや国内産レモンを選ぶといいですね。国内産の収穫は10~11月頃から始まり、黄色に色づいたレモンが市場に多く出回るのは1~4月頃です。

古くは地中海沿岸で栽培され、やがては日本の主に瀬戸内海周辺で栽培され現在に至ると思っていましたが、発祥は10世紀以前、インドのヒマラヤ地方だそうです。その後中国へ、その後アラビア半島に伝わりました。12世紀頃にアラビア人からスペインに伝えられたといわれます。さらに十字軍の移動によりヨーロッパに広まり、大航海時代にはアメリカやブラジル・アルゼンチンなどへも伝わりました。日本には明治時代初めに渡来し、現在は広島、愛媛、熊本などで栽培されているとのことです。もう歴史は遥か1000年以上前からになるのですね。

-----------*レモンの収穫量ランキング~*-----------

日本ではダントツで1位(シェア63%)が広島県、続いて愛媛県、和歌山県、熊本県、三重県となっています。
輸入先の世界ランキングでは、1位(シェア約60%)がアメリカ、続いてチリ、ニュージーランド、南アフリカ、オーストラリアとなっています。気になったのは単価ですが、南アフリカが一番安くてアメリカの半額でした。これは物価や関税の違いなんですね。

さて、これからご紹介するのはレモンと相性バツグンの料理やレモンを使った料理、飲み物、エトセトラです。美肌にもいいですが、若返りのためにも、参考にしてみてください。

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▼カキフライ+レモン
たっぷり絞って!
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▽材料(4人分)
牡蠣(生食用)2パック
塩:少々
胡椒:少々
●小麦粉(薄力粉)大さじ2~3
●全卵:1個
薄力粉:適量
パン粉 3カップ程度
キャベツの千切り:適量
レモン:1個
揚げ油:適量
タルタルソース:1カップ
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1.牡蠣を洗い水気を切る。
2.水分を切り、塩コショウをして小麦粉を全体につける。
3.●を混ぜ合わせた衣を付けて、パン粉をしっかりと付ける。
4.180~185℃に熱した油で3~5分(大きさによる)、キツネ色になるまで揚げる。
5.キャベツの千切り、レモン、パセリを添え、タルタルソースでいただく。
☆1の後に牡蠣を牛乳に漬けておくと臭みが取れてまろやかな味わいになります。
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▼生牡蠣+レモン
レモンサイコー!お酒のあてに☆
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▽材料(2~3人分)
牡蠣:大6個
レモン:1/8個
オリーブオイル(エキストラバージン):大さじ1
酒:少量
粗塩:適量
塩:適量
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1.牡蠣は塩水で洗い汚れなどを取り除いて酒を振りかける。
2.器に牡蠣を盛り付けオリーブオイルをまわしかけ、粗塩少々を振る。
3.レモンを添える。
☆あさつきやもみじおろしも合います。よく冷やしていただきましょう♪
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▼鯛のカルパッチョ
魚との相性バツグン♪
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▽材料(4人分)
鯛の刺身:1~2柵
<ソース>
塩:小さじ1
ブラックペッパー:適量
オリーブオイル:50ml
穀物酢:大さじ1
バルサミコ酢:小さじ1
すりおろしにんにく:1cm
砂糖:小さじ1/2
レモン汁:大2
水:大2
<飾り付け用>
ピンクケッパー:適宜
ローズマリー:適宜
レモン(スライス):適宜
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1.鯛の柵を薄めにスライスする。(予め切ってあるものはそのまま)
2.お皿に綺麗に並べて塩・ブラックペッパーを全体に薄くまぶす(分量外)。
3.ソースの材料をボールでよく混ぜて上から回しかける。
4.飾り付け用のケッパーやローズマリーなどを散らして完成。
☆更にレモンスライスを脇に添えたり、イチョウ切りにして散らしても彩よく綺麗ですよ♪
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▼パエリア+レモン
たくさん並べて豪華に♪
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▽材料(5~6人前/大きめのパエリア鍋使用)
白ワイン(ドライ系):1/2カップ
サフラン:小さじ1/2
オリーブオイル:大さじ3
タマネギ:1個
赤ピーマン:1/2個
ガーリック:2片
トマト:1個
スウィート・パプリカ:小さじ2
米(あればArborio種):1.5カップ
フィッシュ・ストック:3カップ
海老:8尾
ムール貝:8個
オリーブの実:適宜
イタリアン・パセリ:適宜
レモン:1個
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1.下準備として野菜、薬味は全てみじん切りにし、レモンはくし切りにカットしておく。
2.小鍋に白ワインとサフランを入れて火にかけ、煮立ったら火から下ろしサフランから色が出るまで15分ほど置く。
3.パエリア鍋にオリーヴ・オイルを入れて火にかけ、タマネギ、赤ピーマン、ガーリックを加え、中火でしんなりするまで炒める。
4.トマトとスウィート・パプリカを加え、焦がさないようかき混ぜながらさらに3分ほど炒める。
5.米とフィッシュ・ストック、そして1を加えて強火にし、煮立ったら弱火にする。
6.蓋をせずに15~20分、時々鍋の取っ手をつかんでそっと揺すりながら米に火を通す(鍋を揺するだけで中身をかき混ぜない)
7.米にある程度火が通ったら、背わたを取っただけの殻付きの海老、ゴミを洗い落としたムール貝を載せる。
8.ここで初めて蓋をして約5分、その後、オリーブの実を散らしてさらに蓋をして2~3分おく。
9.海老が赤く色づき、ムール貝が口を開いたら出来上がり(※口を閉じたままのムール貝は取り除いて捨てること) 。
10.イタリアン・パセリを散らし、レモンを等間隔に並べて熱々をいただく。
☆フィッシュ・ストックは無ければコンソメ、イタリアン・パセリは通常のパセリで代用可。
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▼白身魚のムニエル レモンソース添え
フランス料理の定番♪
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▽材料(2人分)
白身魚(たら・たいなど):300g
白ワイン:50cc
レモン汁:大2
バター:20g
水:50cc
小麦粉:少々
パセリ(細ねぎでも):少々
塩・こしょう:適量
サラダ油:適量
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1.白身魚に塩コショウをして下味をつけ、小麦粉をまぶす。
2.熱したフライパンにサラダ油をいれ、白身魚を皮面から焼き、程よく焼き目をつける。裏返して白ワインを加え、アルコールを飛ばしながら焼く。
3.白身魚に火が通ったら、取り出して皿に盛る。
4.<ソースをつくる>フライパンに水、レモン汁を加えて火にかける。グツグツしてきたらバターを加えて混ぜ、塩で味を整える。
5.お皿に白身魚にソースをかけ、パセリ(細ねぎ)を飾り、あればレモンの輪切りをのせれば完成。
☆魚をカリッと焼くのがコツですよ。
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▼レモンクリームパスタ
ちょっと変わった爽やかパスタ♪
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▽材料(1人分)
オリーブオイル:30g
玉ねぎ:1/8個
生クリーム:45g
牛乳:45g
レモン汁:大さじ1
レモン(飾り付け用):スライス1枚
パスタ:80g
パルミジャーノチーズ:どっさり(多め)
バジルの葉:適量
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1.パスタを表示通りに茹でる。茹で上がる2~3分前に玉ねぎを鍋に投入する。
2.ボールに生クリームと牛乳を入れてよく混ぜ、そこへ粉チーズを振り入れ更に混ぜる。
3.2のボールに軽く水切りした1を入れ、ソースを絡めたらレモン汁をまわしかけ、更に混ぜ合わせる。
4.お皿に丸く盛り付け、スライスレモンとバジルの葉を添える。
☆バジルの葉が無ければお好みのハーブでも。好みで岩塩やあらびき黒コショウを振っても合います♪
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▼カンタンさっぱりレモン鍋
残暑が厳しく食欲が無い時に♪
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▽材料(4人分)
豚肉:(薄切り)300g
水菜:1/2束
白菜:1/8個
豆腐:1丁
レモン:1個
料理酒:100cc
水:300cc
お好みの野菜、きのこ類など:お好きな量
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1.野菜を洗って一口大にカットします。
2.レモンを薄くスライスします。
3.鍋に野菜、豚肉を散らして並べ、一番上にレモンをまんべんなく並べる。
4.料理酒と水を入れて蓋をし、強火で10分蒸し煮にして、煮えたら完成です。
☆豚肉は鶏肉に変えてもOK。またお子様向けなら肉団子やつみれ、ソーセージでも。
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▼レモンケーキ
甘くて酸っぱい懐かしい味♪
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▽材料(4個分)
小麦粉(ドルチェ/製菓用薄力粉):35g
ベーキングパウダー:1g
バター:30g
砂糖(グラニュー糖):30g
卵:1個
蜂蜜:20g
レモン汁:0.5個分
レモンチェッロ:10ml
■アイシング
フロストシュガー:30g
水:小さじ1杯
レモン汁:少々
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1.バターをよく混ぜたらグラニュー糖を入れてよく混ぜます。
2.卵を入れてよく混ぜたら、レモン汁、レモンチェッロ、蜂蜜を入れてよく混ぜます。
3.予めベーキングパウダーを合わせた小麦粉を3回程度に分けてよく混ぜたら、冷蔵庫に入れて30分間ぐらい休ませます。
4.レモンケーキ型に入れ、170℃に予熱したオーブンで20分焼きます。
5.焼けたら型から外してクーリング。
6.アイシングの材料を混ぜ合わせて上から流しかけたら完成!
☆フロストシュガーを使うと溶けやすく、アイシングしやすいですよ。
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▼レモンのはちみつ漬け
一家に一瓶♪健康ドリンク
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▽材料(1瓶分)
レモン:2個
蜂蜜:250g
保存瓶:1個
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1.保存瓶を煮沸消毒します。
2.レモンの皮をよく洗って種を丁寧に取り、薄く輪切りにします。
3.瓶の中にレモンを入れ、蜂蜜を流し入れます。
4.冷蔵庫に入れて3~4日漬け込んだら完成♪
☆レモンは国産がオススメです。
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レモンは数日から1週間以内で使ってしまう場合は常温の冷暗所でも良いのですが、冷蔵庫に入れておけば1ヶ月程度は長持ちします。ただし、乾燥するとレモンのみずみずしさがなくなってしまうのでラップに包むか、ポリ袋などに入れて冷蔵庫の野菜室へ入れるといいですね。カットしたレモンは、切り口が空気に触れないように特に注意し、短期間でも必ず冷蔵庫に入れておきましょう。もし、輪切りにしたものを冷凍にする場合は、あまり重ならないように袋に入れておくと一枚ずつ取り出せるので便利ですよ。レモンのしぼり汁を保存したいときも密閉容器を利用し、小分けにして冷凍する方が使いやすいですね。一度、切ったレモンやしぼり汁は、できるだけ早めに使うことを心がけましょう!

-----------*レモンの栄養成分*-----------

「レモン○個分のビタミンC」という指標として使われるように、レモンは何といってもビタミンCが有名ですね。しかも豊富に含まれている果物ですので、風邪予防や美容効果に期待でき、化粧品にも多く使われています。ただ、一般的に取り過ぎてもためておくことは出来ず、尿として排出されるので、こまめに飲むようにすればいいようです。そして、疲労回復にも効果が高いといわれている「クエン酸」も豊富です。

1、ビタミンC
皮膚や細胞のコラーゲンの合成に必須な水溶性ビタミンの一種。抗酸化作用をもち、ビタミンEと協力して有害な活性酸素から体を守る働きがある。また、病気などいろいろなストレスへの抵抗力を強めたり、鉄の吸収を良くする働きもあると言われています。

ちなみに数あるレモン関連食品における、レモン1個分のビタミンCの値は農林水産省のガイドラインで「20mg」と決まっていて、それは果実の部分だけで比較した場合のことだそう。実際のレモンには80~100mgあるという説については、皮などの部分も含められるという事ですので、現実には皮の部分に大量に含まれているのですね。

2、クエン酸
クエン酸はレモンの独特の酸っぱさを生み出している成分です。肉体疲労や精神疲労でダメージを受けた細胞を修復するにはATPと呼ばれるエネルギー物質が必要だが、クエン酸はこのATPを作るのに役立つといわれている。ビタミンCとクエン酸の効果を高めるには1日1回まとめて摂るのではなく、数回に分けて摂取するとよいとのこと。

以上をふまえると、相乗効果も考えて、色々なものと組み合わせたり、少しずつ小まめに摂取するのがいいみたいですし、何より生のレモンは何より新鮮で香り豊かで気分もリフレッシュ出来てお勧めです♪また、レモンを使用したタブレットやドリンク類も数々ありますが、夏は熱中症対策に、冬は風の治りや荒れたお肌にも効くので、こういった商品も上手に活用していきたいですね。

-----------*料理に使う時のメリット、あれこれ*-----------

料理にレモンを使うと魚などちょっと生臭さが気になる料理も食べやすくなり、おいしさが増します。ほんの少しレモンをしぼるだけで、レモンの香りや酸っぱさが料理の味覚のアクセントにもなります。
それから、もちろん見た目が色鮮やかなこと。飾りつけ、アクセントに使われますが、万能タイプで和洋何にでも合うのがいいですね。
そして、切り方も、「くし形」「輪切り」が定番です。絞るための「くし形」切りは、8等分した後筋を取ってあげると綺麗で絞りやすくなります。
また、くりぬいてゼリーにしたり、くし形の実と皮の境目に包丁を滑らせて、カクテルなどに引っ掛けたり、輪っかの半径をカットしてねじったり、使い方によっても色々工夫して使いたいですね。


最後に使い終わったレモンは、捨てる前に「シンクの掃除」が出来ます。皮の部分を少し置いておき、キュッキュッと磨いてみるとクエン酸の効果で水垢が落ちます。エコだし無料なので是非試してみて下さいね。


ちなみに漢字だと「檸檬」。難しいですね。
さて、頭を働かせるためにもここはひとつレモンティーでも飲みますか…。
Have a nice day~♪