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グルメ&レシピ

今年も、とうとうラスト!最後の月がやってきました。1年なんて、本当に“あっ”と言う間ですね。
12月は陰暦で“師走”といいますね。坊さん(師)も走り回るぐらい慌ただしい月だから“師走”だと聞いたことがありますが、その由来には諸説あり、正確な起源は不明なのだとか。万葉の時代には「十二月」と書いて「シハス」と読み、「師走」と表記されてはおらず、「しわす」とは、年が終わる「年果てる」という意味の「としはつ」が変化したという説もあり、「しはす」に「師走」という字を当てたという当て字説もあり…語源は未詳。
とりあえず、そんなわけですが、みんな忙しい!みんなが走り回る!それが「師走」ということでよろしいんじゃないでしょうか~。

毎々、食材の旬について熱く語っておりますので、今回の“しらす”もこの時期が旬か…と申しますと、“しらす”の旬は12月ではございません!“しらす”の旬は、3月下旬~5月の春、地方によっては9~10月頃の秋に旬のところもあり、秋しらすと呼ばれています。“しらす”は、ほぼ1年中とれますが、1~3月中旬は禁漁とされており、収穫量が本格的に多くなるのは4月の中旬以降です。12月末まで漁が続き、年明けからしばらくは少々ご無沙汰の時期となります。捨てる部分がなくそのまま1匹をまるごと食べることができる栄養価の高い“しらす”は、ミネラルやカルシウムの他、脳の健康をサポートするDHAや、血液をサラサラにしてくれる働きのあるEPAなどが含まれています。栄養満点の“しらす”を、しっかりと12月にいただいて、忙しく慌ただしい“師走”を元気に走り抜けましょう!ということで…。

ところで、似てるけどちょっと違うのが“しらす”と“ちりめんじゃこ”。みなさんは、この違いをご存じでしょうか?
どちらもイワシの稚魚が使われている両者の違いは、乾燥の度合いで区分されているようです。釜で茹でただけのものを「釜揚げしらす」、釜で茹でた後に少し干したものを「しらす干し」、じっくりと干して乾燥させたものを「ちりめんじゃこ」と呼び分けされています。地域や乾燥度合いによって呼び名は変わるようで、明確な定義はないようです。
“しらす”や“ちりめんじゃこ”の特長は「一匹まるごと頭から食べられる」こと!イワシやサバは、頭部にDHAが含まれていて身体にいいことは分かっているけれど、その頭を食べることはなかなか難しいことです。けれど、“しらす”や“ちりめんじゃこ”は、小さいからこそ、一匹丸々頭から尻尾の先まで、抵抗なしに捨てるところなく食べることができます。
また、“しらす”や“ちりめんじゃこ”にはカルシウムがたっぷり含まれています。カルシウムの吸収には、ビタミンDが必要ですが、“しらす”や“ちりめんじゃこ”には、このビタミンDも含まれているのです!カルシウム+ビタミンDは、骨を強くする働きがあります。そして、“しらす”や“ちりめんじゃこ”には、DHAやEPAが豊富に含まれています。DHAやEPAには、血液をサラサラにし、脳や神経系の働きを高める作用があり、コレステロールを下げる働きがあると言われています。
骨を強くして、頭をスッキリさせてくれて、血液もサラサラにしてくれる食材は、育ち盛りの子どもはもちろん、女性が慢性的に不足しているカルシウムが手軽に摂れる、老若男女を問わずオススメの食材です!そのまますぐに食べられるという手軽さも魅力ですね♪

呼び方は地域によって違いますが、栄養価の高さは全国共通!
巷では、12月ということで“クリスマスレシピ”が蔓延しておりますが、ここはあえて、この12月に“しらすレシピ”をご紹介したいと思います。だって、“師走”と“しらす”って似てるし~(笑)

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▼しらすとチーズのアボカド焼き
豪快で、見た目もお洒落な一品♪でも、のっけて焼くだけ~
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▽材料
しらす
アボカド
溶けるチーズ
ハーブソルト
黒胡椒
オリーブオイル
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1.アボカドは、縦に一周切り込みを入れて半分に分けて、種と皮を取り除きます。
2.フライパンにオリーブオイルを入れて中火で熱し、アボカドの平らな面を下にして焼きます。
3.アボカドに焼き色がついたらひっくり返して、ハーブソルトを振りかけます。
4.アボカドの種を取り除いた穴にしらすを入れて、溶けるチーズをのせます。
5.フライパンにフタをして、チーズが溶けるまで焼きます。
6.器に盛りつけてオリーブオイルを回しかけ、黒胡椒を振りかければ出来上がり!
★アボカドを焼く時はオリーブオイル、器に盛りつけて回しかける時はエクストラバージンオリーブオイルを~♪

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▼しらすと長芋の重ねチーズ焼
材料を切って、お皿に盛って、焼けば出来上がり!豪華に見えるけど、超簡単~♪
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▽材料
しらす
長芋
溶けるチーズ
薄力粉
オリーブオイル
黒胡椒
大葉
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1.長芋の皮をむいて、薄切りにします。
2.耐熱皿に1.を並べて薄力粉を振りかけます。
3.2.の上にしらすを散らし、オリーブオイルを回しかけます。
4.3.の上に溶けるチーズを散らします。
5.4.の上に長芋を並べて、2.3.4.を繰り返します。
6.5.に黒胡椒を振りかけます。
7.6.にラップをしてレンジで5分程チンします。
8.7.の上に、大葉をちらして出来上がり!
☆塩気が足りない場合には、お塩や醤油をかけてください。
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▼しらすと白菜のペペロンチーノ
お鍋だけじゃない…パスタにも白菜~♪しらすと白菜で、和風ペペロンチーノ!
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▽材料
しらす
白菜
オリーブオイル
鷹の爪

黒胡椒
にんにく
パスタ
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1.白菜を細切り、にんにくを薄切りに、鷹の爪を輪切りにします。
2.たっぷりのお湯にお塩を入れて、パスタを茹でます。
3.フライパンにオリーブオイルを熱して、にんにくと鷹の爪を炒めます。
4.3.に、しらすを加えて軽く炒めます。
5.4.にパスタの茹で汁を加え、混ぜ合わせて少し煮詰めます。
6.パスタが茹であがる1分程前に、2.に白菜を入れて一緒に茹でます。
7.パスタの茹で表示時間より2分前になったら、6.をザルにあげます。
8.5.に7.を入れて混ぜ合わせ、塩と黒胡椒で味を整えれば出来上がり!
★パスタは手際が肝心~パスタは、表示時間より2分短く茹でるのがコツ!
★オリーブオイルに茹で汁を入れて乳化させるのが、美味しさのポイント♪
☆最後のお塩は、しらすに塩分があるので味を見てから投入すべし。
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▼ごま油醤油漬け大葉のしらすごはん
大葉にひと手間加えるだけ!いつものしらすごはんがバージョンアップ~♪
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▽材料
しらす
大葉
ごま油
醤油
いりごま
ごはん
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1.大葉に少量の醤油・いりごまを振りかけ、大葉を重ねることを繰り返し、最後にごま油を回し入れて10分程置きます。
2.お茶碗にごはんをよそい、1.を数枚のせます。
3.2.にしらすをのせて、いりごまをふりかければ出来上がり!
★大葉のごま油醤油漬けは、冷蔵庫で1週間程保存できます。
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▼温泉玉子のせネバネバしらす丼
朝からテンションUP!しらすに、納豆&長芋&温玉プラス~♪
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▽材料
しらす
納豆
山芋
温泉玉子
ごはん
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1.長芋の皮をむき、納豆と同じぐらいの大きさにカットします。
2.納豆と付属の調味料を合わせて混ぜ合わせておきます。
3.ご飯の上に、1.と2.としらすをのせます。
4.最後に温泉玉子をトッピングすれば出来上がり!
☆お好みでポン酢を少々振りかけても美味しいです~♪
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▼しらすとブロッコリーの卵炒め
栄養たっぷりのブロッコリーをたくさん食べるため♪卵でしらすとブロッコリーを抱き込みました!
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▽材料
しらす
ブロッコリー

醤油
オリーブオイル
黒胡椒
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1.ブロッコリーは小房に分けて、茹でておきます。
2.卵に醤油を加え、溶いておきます。
3.フライパンに、オリーブオイルとしらすを入れて火にかけます。
4.しらすがカリっとしてきたら、1.を加えます。
5.4.に2.を流し入れ、黒胡椒を振りかけます。
6.ブロッコリーに卵をからませながら大きく混ぜて、卵に火が通ったら出来上がり!
★ブロッコリーは、少し固めに茹でておきましょう。
☆ポン酢やごまを振りかけても美味しい~♪
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▼しらす明太子
そのままチビチビとお酒のアテに♪お弁当、おにぎりに~
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▽材料
しらす
明太子
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1.明太子をほぐします。
2.1.としらすを混ぜ合わせれば出来上がり!
☆卵かけご飯に混ぜても美味しいです♪
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▼しらすとアボカドの山椒山葵和え
まったりとしたアボカドに、山椒と山葵のW風味!しらすの塩分がベストマッチ♪
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▽材料
しらす
アボカド
山椒
山葵
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1.しらすと山椒を混ぜておきます。
2.アボカドをカットして、山葵と和えます。
3.1.と2.を混ぜ合わせれば出来上がり!
★山椒と山葵の量は、お好みで調整してください。
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▼しらすとミョウガのふりかけ
刻んで混ぜるだけ!あったかご飯にのっけて~大人のウマウマ絶品ふりかけ♪
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▽材料
しらす
ミョウガ
かつお節
すりごま
醤油
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1.ミョウガを千切りにします。
2.1.に、しらす・かつお節・すりごま・醤油を混ぜ合わせたら出来上がり!
★お好みによって、ミョウガをみじん切りに~♪
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▼しらすと玉ねぎのオリーブオイル和え
ビールにもワインにも、ご飯にもパンにもピッタリの一品!
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▽材料
しらす
玉ねぎ

黒胡椒
レモン汁
オリーブオイル
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1.玉ねぎを薄くスライスして、水に2分程さらして水気をよく切ります。
2.器にしらすと1.を盛り、レモン汁・塩・黒胡椒を振りかけます。
3.2.に、オリーブオイルを回しかければ出来上がり!
★新玉ねぎの場合は、そのままでOK!
★器に盛りつけて回しかける時はエクストラバージンオリーブオイルがおススメです。
☆パンにはオリーブオイル多め、ご飯にはレモン汁控え目、おつまみにはレモン汁と黒胡椒強めに~♪
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▼しらす人参炒め
しらすが苦手な方、人参が苦手な方も…何故かコレは食べられたりします!
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▽材料
しらす
人参
ごま油

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1.人参を薄く、細く、千切りにします。
2.しらすをごま油でカリカリに炒めます。
3.1.に、熱々の2.を、油ごとジュワーと回しかけます。
4.3.を混ぜ合わせて、お塩で味を調えます。
5.全体がしんなりするまで混ぜ合わせれば出来上がり!
★しらすは弱火でじっくりと、カリカリになるまで炒めると香ばしく、旨くなります♪
☆お好みで、黒七味を振りかければ大人味!
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▼しらすピーマン炒め
しらすと炒めて栄養満点!お弁当のおかずにもオススメ~♪
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▽材料
しらす
ピーマン

黒胡椒

砂糖
醤油
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1.ピーマンを千切りにします。
2.フライパンに油を入れて、1.を炒めます。
3.しんなりしてきたら、塩・黒胡椒を振りかけます。
4.3.にしらすを加え、酒・砂糖・醤油を入れて混ぜ炒めれば出来上がり!
☆しらすの塩気があるので、味見して調味料を調整してください。
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▼しらすとチーズのピリ辛ちびピザ
ビールにピッタリの簡単おつまみ♪ピリっとちびピザ~
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▽材料
しらす
溶けるチーズ
七味
餃子の皮
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1.ボウルに、しらすと溶けるチーズを入れて混ぜ合わせます。
2.餃子の皮の上に1.をのせて、七味を振りかけます。
3.2.をオーブントースターで、3~4分程焼きます。
4.餃子の皮のフチに焼き色が付き、チーズが溶ければ出来上がり!
★しらすとチーズは、平らに広げてのせましょう。
★餃子の皮のフチに焼き色がつき始めたら、焦げやすいので注意!
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“しらす”は、良質なたんぱく質やミネラル類、ビタミンDなどの豊富な栄養素を含んでいる健康食材です。そのまま食べられる手軽さも、大きな魅力♪カルシウムは牛乳の2倍!育ちざかりの子どもや、骨粗しょう症が心配な女性やお年寄りにオススメしたい食品です。高血圧などの生活習慣病の予防や、脳の老化防止などに効果があると言われているDHAやEPAを含んでいる“しらす”は、小さいけれど大きな健康パワーを秘めた偉大な食材なのです!
また、“しらす”は、カルシウムなどの栄養素が豊富なうえ、柔らかくてすりつぶしやすいので、離乳食としても便利な食材です。離乳食として使用する場合には、必ず塩抜きをしてから調理してください!

ところで“しらす”って、実は美肌食材ということをご存知ですか?女性にうれしい美肌効果♪あり~なのです。
“しらす”に含まれる「エラスチン」…あまり聞いたことのない栄養成分です。しかしこの「エラスチン」という成分は、しなやかで弾力性のある肌を構成する重要な栄養成分で、ゴムのように伸び縮みする性質を持っていて、肌のハリや弾力を維持する効果に、靭帯などの伸縮を維持する効果も含まれています。「エラスチン」とは、コラーゲンとともに皮膚の真皮、腱、血管壁などを構成している弾力性のある繊維状たんぱく質。コラーゲンを結びつけ、サポートする働きがあるといえるので、まさにみずみずしい肌の源であり、肌のハリや弾力に影響があるとされている重要な成分なのです!「エラスチン」の不足は、そのまま肌に顕著に現れ、シワ・たるみなどの原因に…25歳前後をピークにして、体内で生成される量がどんどん減少していき、40代を過ぎる頃にはほとんど失われてしまうと言われています。美肌を意識するとしたら、毎日のお肌のケアと「エラスチン」の摂取が大切になってくるといえます。
“ゴムゴムの実”が手に入ればイイのですが…ここは、身近で手軽に手に入る“しらす”を食べて、美肌に気合いを入れましょう♪

比較的リーズナブルで、季節を問わず簡単に手に入る“しらす”は、冷蔵庫に常備しておくととても便利な食材です…が、意外と賞味期限が短く、気が付いたら期限が過ぎていたなんてことがよくあります。“しらす”って、冷凍保存が可能だって知ってます?しかも、解凍せずに使えるので、すぐに調理ができるから忙しい方にもオススメです。
そもそも一般的なしらすの賞味期限は、冷蔵庫で保存した場合は「3日前後」、冷凍庫で保存した場合は「1ヵ月前後」とされています。直近で使う予定がないのであれば、冷凍保存しておいた方がよさそうですね~♪
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▼“しらす”の冷凍保存のコツ
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▽買ったらすぐに冷凍庫
“しらす”は水分が出て傷みやすいので、買ったその日にすぐ冷凍保存しましょう。

▽保存する前の下準備
“しらす”は買った時のトレーにくっついて、全部きれいに取れません。そんな時は、未開封のまま一旦冷凍すると無駄なく保存することができます。冷凍後、トレーを逆さまにするとボコっと外れるので、一匹残らずきれいに取って、とけないうちに小分けにしたり、フリーザーバッグに入れ替えましょう。

▽小分けにする
小分けにして保存しておくと、食べたい時に必要な量だけ解凍できるので便利です。食べる分ずつ小分けにしてアルミホイルに包んでフリーザーバッグに入れて冷凍保存します。ラップでも大丈夫なのですが、アルミホイルの方が、解凍した時の水分の出方が少ないそうです。

▽空気を抜く
“しらす”は空気に触れると酸化して風味が損なわれたり、菌が繁殖しやすいので、できるだけ空気に触れないようにして保存しましょう。フリーザーバッグに入れて、しっかりと空気を抜いて冷凍庫で保存します。

▽平らにする
冷凍する際には、できるだけ平らにしましょう。“しらす”同士が密着して傷むのを防ぎ、使う分をポキっと折って取り出すこともできるので便利です。

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▼“しらす”の解凍のコツ
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▽冷蔵庫・冷水で戻す
“しらす”は解凍すると水気がでて水っぽくなってしまうので、水分を吸収するためにキッチンペーパーにのせて冷蔵庫で解凍します。急いでいる時には、冷水で解凍し、解凍後に水分を取りましょう。

▽凍ったまま、散らして使う
解凍しなくても、ちょっと揉めばバラバラになるので、凍ったままでもそのまま散らして使えますし、調理しているうちにすぐに解凍されます。

▽凍ったまま、加熱調理に使う
チャーハンやパスタの具、炒め物などに使う時は、凍ったまま調理してください。
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“しらす”や“ちりめんじゃこ”は、そのまま醤油をかけるだけでも美味しいご飯のおともになる便利な食材です。
栄養満点で、実は美肌食品の“しらす”を、しっかりと12月にいただいて、忙しく慌ただしい“師走”を元気に走り抜け、シワ・たるみのないプリプリ美肌で新年を迎えましょう!


今年ラストの月…
“師走”に“しらす”をしっかり食べて元気に年越し!
バタバタと忙しい12月ですが、“しらす”を食べて♪イライラせずに最後までガンバりましょう。

お坊さん(師)も走り回るぐらい慌ただしい月(!?)なので
怪我や事故のないように、気をつけてワン!ダフルな良い年をお迎えください。