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グルメ&レシピ

3月になりました♪早春といえば、甘酸っぱくて美味しい赤い恋人"シャア"…違いました(シャアは「赤い彗星」でした)。仕切りなおして~早春といえば、甘酸っぱくて美味しい赤い恋人"イチゴ"の季節です♪
みなさん!イチゴは好きですか?イチゴは日本人が好きな果物のひとつです。子どもから大人まで、幅広い人気を誇るイチゴは、美味しいだけではなくビタミンCが豊富に含まれており、中くらいの大きさなら5~6粒食べれば1日の所要量を満たしてくれる優れもの。ビタミンCは、風邪の予防や美肌効果が期待できます!さらに、血を作るビタミンといわれている"葉酸"も豊富に含まれており、貧血予防にも効果的。また、血糖値の上昇やコレステロールの吸収を抑制する食物繊維のペクチンも含まれています。また、ブドウほどではありませんがイチゴにもポリフェノールの一種であるアントシアンという色素成分が入っているので、発ガン抑制作用も期待できます!
甘酸っぱくて美味しくて、そのままパクっと食べられるイチゴ♪私も大好きです!
※因みに、農林水産省ではイチゴやメロン・スイカは"果物"ではなく"野菜"として分類しています…(これは機会があれば、会話のネタにでもしてください)。

イチゴといえば"イチゴ狩り"…みなさん行かれたことありますか?イチゴ狩りができる時期は、関西のハウス栽培であれば、1月の初旬から5月の下旬頃。関東や北陸など涼しい地域では6月の下旬までという地域もありますが、5月のゴールデンウィークまでのところが多いようです。雪の多い地域は露地栽培が多く、6月中旬~7月下旬頃で、イチゴ狩りができる期間は短くなります。

イチゴ狩りを楽しむには、結構タイミングが大切です。私もイチゴ狩りに行きたくてチャレンジしてみたのですが、なかなかタイミングが合わず、まだ一度も行ったことがありません…(涙)。イチゴ狩りができる期間は地域や、その年の天候などによっても左右されるので、小まめにホームページなどを調べておくことが必須条件かも。規模が小さいイチゴ園では、前の日曜日にイチゴが食べ尽くされてしまってイチゴ狩りのできる期間中でも一時閉園される場合もあったり、団体予約があるとその翌日から一時閉園のため予約が取れなくなったり…。イチゴ園の開園状況と自分のスケジュールを照合して調整してみたら、そのイチゴ園のイチゴ狩り期間中に私がイチゴを狩る(笑)ことは無理であるとこが判明し、結局、昨年は"イチゴ狩り"デビューできず…悲しい結果となってしまいました。
イチゴ園の規模も下調べが必要ですが、"イチゴ狩り"にもいろいろ(イチゴの種類・栽培方法・食べ放題・時間制限・量売り・株売り…等)があるようなので、自分の希望にあったイチゴ園であるのかどうかを調べましょう。
イチゴ狩りできる期間中であればいつでも大丈夫♪なんて思っていたのですが、そうではないようです。予定をたてて早めにちゃんと予約しておかないと(大規模なイチゴ園なら大丈夫なのかもしれませんが…)、私の経験上では、なかなかイチゴ狩りデビューは難しいような気がします。

そんなわけで、今どきのイチゴ狩りにはまだ一度も行ったことのない私ですが、幼い頃にイチゴ摘み…というか、イチゴの収穫(!?)には行ったことがあります。それは"イチゴ狩り"というレジャー的なイメージとは程遠く(笑)、毎年恒例の"農作業"的なものでしたが…。
うちの近所には大きな干拓地があり、様々な野菜が作られている農耕地が広がっています。その中にイチゴを栽培して出荷しているところがありました。イチゴの季節の終盤になると、大きなイチゴや、甘いイチゴや、赤いイチゴができにくくなってきます。毎年その時期がくると、イチゴ畑のおばちゃんからうちのおじいちゃんに連絡が入ります。そうすると、おじいちゃんは自転車の後ろの荷台に座布団をひもでグルグル巻きに…それが出動の合図!おじいちゃんは大きな籠を準備し、私は長靴を履き、小さなバケツを持ってスタンバイ。おじいちゃんの自転車の荷台に載せられて、いざイチゴ畑へGo~!!
イチゴ畑についたら、畑の端から"目をサラにして"イチゴを探し収穫します。葉っぱの影に隠れたイチゴや、赤くなりきれないイチゴや、小さな小さなイチゴまで…ハイエナのように(笑)全て収穫していきます。帰り道は籠がイチゴで一杯!イチゴでテンコモリになった籠を自転車の荷台に載せて、おじいちゃんは自転車を押して、私はイチゴの入ったバケツを持って、ひと仕事終えた充実感と今年の収穫物を携えてテクテク歩いて帰ります。

これは、私が幼稚園に行くか行かないかぐらいの幼少期から小学校低学年頃のお話です。
私のおじいちゃんは、昔気質の日本男児!若かりし頃は(写真で見る限りは…)超イケメン♪の戦争経験者。出征の際には、軍隊で"鬼軍曹"と呼ばれていたツワモノです。何でも自分でやってしまう器用な人で、大工仕事も、左官仕事も、鍛冶仕事までもこなしてしまうような人でした。おじいちゃんちの裏にある工具部屋は、幼い頃の私には見たこともない道具がいっぱいある不思議な小屋で、おじいちゃんがそこで作業をする時には、ずぅーーーーーと横で見るのが常でした(笑)。今の私が、一人でノコギリをひけるのも、釘が真っ直ぐ打てるのも、ハンダ付けができるのも…全部おじいちゃんのおかげです!

「男子厨房に入らず」時代のおじいちゃんですが、魚釣りが趣味だったせいもあって、鮎釣りに行った後は、鮎の背ごし、鮎の塩焼きや稚鮎の天ぷらを作ってくれたり。鯉釣りに行ったら、甘煮やあらいを作ってくれたり。マイ出刃包丁&刺身包丁で、魚をおろすおじいちゃんの横にいつも居るのはもちろん私♪今の私が、魚をキレイに食べられるのも、魚をおろせるのも、砥石で包丁が研げるのも…全部おじいちゃんのおかげです!
因みに、おじいちゃんが裏の井戸ポンプ辺りで魚をおろし始めると、近所の猫たちがどこからともなく集まってきて、遠巻きに(姿を見せてしまうとおじいちゃんに怒られることを猫たちはわかっていたようです…)、私と同じようにおじいちゃんの作業をじっと見守ります。魚の皮を剥いだおじいちゃんは、そのまま茂みに向かって皮を投げると、待ちわびていた猫たちがそれに飛びつき、獲物を咥えて去っていく光景は今でも懐かしい思い出です。

余談ですが、おじいちゃんは、死ぬまで"ふんどし"愛好者でしたので、晒を買ってきて自分でミシンがけして"ふんどし"を縫っていました。腰の細いヒモの部分もちゃんと真っ直ぐにミシンがけしているのをじっと横で見てました。今の私が、布目の通し方や地直しができるのも、足踏みミシンが使えるのも(電動ミシンも使えますよ~笑)…全部おじいちゃんのおかげです!

すっかり話が横道にそれてしまっております!!長々とおじいちゃんの思い出話…(自慢話?)になってしまいましてスイマセン!なんせ私は"おじいちゃんコ"なもんで…長々と語ってしまいました。

イチゴの話に戻ります!
家に到着するとすぐに、イチゴ畑で収穫してきたイチゴを洗ってヘタを取った後、おじいちゃんは"イチゴジャム"を作り始めます♪これが毎年恒例の、春のイベント(笑)でした。
ジャム作りも料理のひとつなのですが、魚をおろすのとイチゴジャムを作るのは、同じ料理でも一線を画しているような気がして…ごっついごっつい(!?)全部が親指のようなごっつい手で、赤くて小さくて丸いかわいい♪イチゴを使ってジャム作りをするおじいちゃん!今から思えば、なんともハイカラで異様(!?)な光景だったのかも~(笑)。
でも、毎年のイチゴのジャム作りは私にとって特別なものでした。ヘソコ(※)のイチゴで作るおじいちゃんのイチゴジャムは、どんな高級なジャムよりもおいしかったです!!
(※ヘソコ…これって方言なのでしょうか?形がゆがんだものとか、できそこない的な意味合いなんですが…「ヘソコの方が安くて美味い」ってな感じで使います。)

いちど食べたら好きになるよ♪甘酸っぱくて美味しい赤い恋人"イチゴ"~私にとって"イチゴ"はそのまま食べるのが一番おいしい食べ方なので、今回のレシピは「おじいちゃんとの思い出の味」だけをご紹介させていただきます。ヘソコ(小粒とか)のイチゴや、安くて買ってきたイチゴが甘くなくてどうしようもなかった時には、ぜひこのレシピをご活用くださいませ。

▼おじいちゃんのイチゴジャム
ヘソコのイチゴで作る簡単ジャムは、思い出いっぱいの懐かしい味~♪
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▽材料
イチゴ
砂糖
レモン汁
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  1. イチゴを水洗いしてザルにあげて水気を切り、ヘタをとります。
  2. お鍋(自作の鉄鍋でなくてもOK…笑)にイチゴを入れてお砂糖をまぶします。
  3. レモン汁を絞り入れて、軽く混ぜます。
  4. そのまま1時間程おいておきます。
  5. まぶした砂糖が溶けてイチゴから果液がでてきたら火にかけます。
  6. 弱めの中火でコトコト煮ます。
  7. 赤色が鮮やかになって、とろみがついてきたら出来上がり!
  • ☆イチゴ300gの場合、砂糖100g、レモン汁大さじ1
  • ※イチゴからアクがでてくるのですくい取ってください。
  • ※煮沸消毒した瓶に入れて熱いうちに蓋をし、粗熱が冷めたら冷蔵庫で保管。
  • ★イチゴの甘さや酸っぱさによって砂糖とレモン汁を加減してください。
  • ★砂糖を減らして作った場合は、早めに食べきらないとカビが生えるのでご注意!

パンに塗ったりはさんだり、ホットケーキにのせたり、ヨーグルトに入れたり…イロイロ楽しんでください♪
餃子の皮にバターをのせて軽く焦げ目がつくまで加熱したものを数枚作り…餃子の皮にイチゴジャムをのせて、またその上に餃子の皮をのせてイチゴジャム…を繰り返すと~"なんちゃってイチゴのミルフィーユ"の出来上がり!お好みでアイスなんかもトッピングしてみるのもいいかも~♪

ひと昔前のイチゴ狩りは、土耕栽培(地面に畝を作って、黒いビニールシートで土を覆ってイチゴの苗を植える方法)ばかりだったような気がしますが、今どきのイチゴ狩りは高設栽培(地面より高い位置でイチゴを栽培する方法)のところの方が多いようです。高設栽培だとイチゴが空中に宙吊りになっているので、イチゴに土が付着することもなく、洗わずにそのまま食べることができます。立ったままイチゴ狩りができるので、かがんだりする必要もなく、高齢者の方や車椅子の方にもオススメです。自然なイチゴを子どもに見せて食育したい場合には、土耕栽培がオススメ!露地栽培なら野外なので、太陽の下で風に吹かれてピクニック気分のイチゴ狩りが楽しめます♪

▼甘酸っぱくて美味しい赤い恋人"イチゴ"を堪能するためのおいしい情報♪
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■今どきイチゴの
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あまおう
名前の由来…赤い+丸い+大きい+うまい
(「あまおう」の『あ』は、赤いの"あ"!甘いの"あ"ではないのだ~!)
福岡県の登録品種
糖度が高く適度な酸味とのバランスに優れ、大きいものは1粒40~50g前後!
果肉は硬めだが、ジューシーで食べやすい♪
香りは、甘くて濃い
全国農業協働組合連合会によって商標登録されているので「あまおう」を使った様々な商品に対しても「あまおう」の名前を冠する場合は商標権の問題が発生するので注意が必要!
産地:福岡県
出荷時期:11月下旬~5月下旬
とちおとめ
1粒平均15g前後
大きくて日持ちが良い!
酸味が少なく甘味が強い♪
東日本でのシェア率が一番!人気品種
別名「栃木15号」
産地:栃木県
出荷時期:11月下旬~5月中旬
ももいちご(あかねっ娘)
徳島県が商標登録しているブランドイチゴ
桃のように甘く、果汁が豊富♪
酸味が少なく、甘味もたっぷり
「ももいちご」は、漢字では「桃苺」ではなく「百壱五」!
徳島県の佐那河内区だけで作られている特産品
品種の正式名称は「あかねっ娘」
3月以降は品質が悪くなるためブランドイメージに傷がつくので「ももいちご」では販売されず、「愛いちご」という名前で近郊流通して消費(値段も安くなる)される
別名「愛知2号」
産地:奈良県・徳島県・その他
出荷時期:12月上旬~5月下旬
紅ほっぺ
静岡県の登録品種イチゴ
名前の由来…ほっぺが落ちるくらいコクがあって美味しく、また、親しみを持ってもらえるように粒が大きく鮮やかな紅色をしていて、果肉も赤くなるのが特徴♪
たっぷりの甘味の中に適度な酸味が調和
果実はやや硬めだが、ジューシー
「章姫(あきひめ)」と「さちのか」を交配してできた静岡県生まれのイチゴ
産地:静岡県・千葉県・兵庫県
出荷時期:12月中旬~5月上旬
章姫(あきひめ)
静岡県の登録品種イチゴ
粒が大きく口当たりが柔らかい
形は長めの円錐形で、果皮がきれいな紅色
1粒平均18gの大果で、酸味はほとんどなし
果肉色が淡紅、果心の色はほぼ真っ白(色気がないのが残念…笑)
香りが良く、あっさりした甘さ♪
「久能早生(くのうわせ)」と「女峰(にょほう)」を交配してできた静岡生まれのイチゴ
静岡県静岡市の故萩原章弘氏が育成した品種
登録出願時の名称は育成者の名前そのままの「章弘」でしたが、「章姫」で登録
産地:静岡県
出荷時期:11月下旬~6月上旬
さがほのか
酸味が少なく甘味が強い♪
果実は大きめ、果肉と果心の色は白
香りが良く、日持ちも良い!
「大錦」と「よとのか」を交配してできた佐賀県生まれのイチゴ
別名「ほのか」
産地:佐賀県・その他
出荷時期:11月中旬~5月下旬
さちのか
1粒平均10~14g程
果皮は濃い赤で、糖度が高くて香りが良い♪
果肉がしっかりしていて、日持ちが良い
全国の作付け面積トップクラスの人気種
糖度が安定していて、酸味が少ない
食味は極めて濃厚!
「とよのか」に「アイベリー」を交配してできた久留米生まれのイチゴ
ビタミンCが他のイチゴ品種に比べて多い!
別名「農林2号」
産地:福岡県
出荷時期:11月中旬~5月下旬
やよいひめ
1粒平均20gで大粒!
果実は円錐形で大きめ
果皮は明るい赤色で、光沢が良い
香りは少なめ
甘味の中に適度な酸味があり、食味は良好
果実の硬さはかなり硬く、輸送性が高い
「とねほっぺ」と「とちおとめ」の交配種に更に「とねほっぺ」を交配してできた群馬県の登録品種イチゴ
産地:群馬県
出荷時期:1月上旬~5月下旬
女峰(にょほう)
栃木県の登録品種イチゴ
名前の由来…日光連山の「女峰山」にちなんで形やカット面がきれいで、しっかりした酸味
ケーキ、デザート用に人気
光沢のある薄赤色の果実は小ぶり
甘酸っぱくてジューシー
日持ちが良く、輸送性がよい
産地:栃木県・静岡県
出荷時期:11月下旬~4月中旬

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今年は、甘酸っぱくて美味しい赤い恋人"イチゴ"の季節♪イチゴ狩りに出かけてみませんか?
当たり前のことですが、決められたルールをしっかり守ってイチゴ狩りを楽しみましょう。先をかじって捨てたりするなんてもってのほかです!1年の年月をかけ、心をこめて大切に育ててこられたイチゴを粗末に扱う輩にイチゴを食べる資格はありません。スーパー等でイチゴを買ってきて家でイチゴを食べる時、先っぽだけをかじって捨てたりしますか?捨てるのはイチゴのヘタだけ…イチゴ狩りに行っても、普段おうちで食べているような食べ方をすればいいだけのことです。イチゴ狩りに行ったらそれができない…なんてことないですよね。

イチゴジャムも、イチゴを使ったスイーツも、とってもとってもおいしいですが、甘酸っぱくて美味しい赤い恋人"イチゴ"は、やっぱりそのまま食べるのが一番おいしい食べ方♪だと私は思うのです!
みなさん、イチゴ狩りでないと絶対に食べることができない"真っ赤に熟れたもぎたてのフレッシュ完熟イチゴ"を、この春、是非ともご堪能ください。